「おしっこ・小便」のチェック of 【未病の智慧】 - 病気になる前に治しておく、養生の智慧


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おしっこ(小便)のチェック

頻尿

一日の排尿回数が10回以上ある場合は、大量に水分を摂ったとき以外は病的な頻尿に入ります。膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症、膀胱結石などが疑われます。ひどくのどが渇く場合は、糖尿病も考えられます。あまり長期間続く場合は病院での検査をおすすめします。

乏尿(ぼうにょう)

尿の量が極端に少なく、顔や身体がむくんできたら、腎臓病にかかっている可能性もあります。また、心臓病の場合もむくみやすくなるので、あまりに長期間続く場合は、まずは病院での検査をおすすめします。

あわがまじる

おしっこをした後に、あわがなかなか消えない場合は、腎臓がうまく働かずにタンパクが出ている可能性があります。腎臓は大切な臓器で進行が早いことが多いので、気になる場合はまずは病院での検査をしてみてください。

におい

一時的におしっこの臭いがきつい場合は、アルコールやにんにくなど、臭いのきつい食材を食べたり飲んだりしたことが考えられます。しかしそのような心当たりがない場合は、糖尿病、膀胱炎などが考えられるので、病院での検査をおすすめします。

にごり

正常な尿でも、時間が経つと濁って見えることがありますが、排泄したばかりの尿が濁っている場合は、膿や細菌が混じっていることも考えられますので、長期にわたる場合はまずは病院での検査をおすすめします。

血尿

おしっこに血液が混じると、おしっこが赤っぽい色になります。尿路系、臓器炎症、腫瘍、結石などが考えられます。また激しく運動した後や、過度の疲労の場合も血尿になることがありますので、そのような心当たりがない場合は、病院での検査をおすすめします。

尿の勢い

尿の勢いがなくなってきた場合は、前立腺肥大症、前立腺がんなどが考えられます。尿を出すのに長い時間がかかったり、残尿感が残る場合は、病院での検査をおすすめします。

痛み

排尿時の痛みは、尿道炎、膀胱炎、前立腺炎などの排尿器官での炎症が考えられます。痛みが続く場合は、病院での検査をおすすめします。