「未病」の概念
まぶたの裏側が白っぽい
下まぶたをめくって鏡で見てみると、粘膜に無数の毛細血管が走っているのがわかると思います。この粘膜部分が、全体の印象として血管があまり見えなくなっており、白っぽくなってると感じたら、これは貧血の傾向です。血液量が少ないために、血管を通る血液量が少なく白っぽく見えるという現象です。
目の下のくま
1.血行障害
肉食の摂りすぎ、喫煙、夜更かしなどの生活習慣病、精神的ストレス、貧血、寒さなどが原因と考えられます。目の下の皮膚は、他の部分よりも薄いので、血液の色、つまり血液の状態を反映しています。
2.非尿・生殖器を支配する五臓の衰え
ホルモンの分泌が悪くなり、皮膚全体が黒ずみます。目の下のくまを消すためには、うっ血を除くことが大切です。ビタミンAを多く含むにんじん、うなぎ、ゴマ、ほうれん草などを積極的に食べ、睡眠や食事の時間など、生活習慣の見直しをして見ましょう。
白目が黄色い
血液の中に胆汁が多く流出していると、白目が黄色くなります。また同時に鼻の周りなども黄色味を帯びてきます。これはいわゆる黄疸です。胆汁は黄緑色の液体で、主に脂肪を分解するもので、肝臓で作られ、胆汁に貯蔵されています。このように、黄疸は肝臓や胆のうの機能や実質が悪くなっていて起きるものなので、あまりにひどい場合は病院での受診をしてください。
白目が赤い
目が血走ったように充血しているのは、目の疲労か精神的なストレスによるものが多いです。充血した場合は、まずは目の疲労、身体や精神の疲労を取り除くためにリラックスを心掛けてください。また、目を酷使したわけではないのに充血した場合は、肝臓に問題があることもありますので、あまりに充血が引かない場合は病院で診てもらって下さい。