「未病」という言葉の由来 of 【未病の智慧】 - 病気になる前に治しておく、養生の智慧


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「未病」という言葉の由来

上古天真論_未病.jpg「未病」という言葉は、今から約2000年前にまとめられた『黄帝内経』という中国の医学書に出てくるものです。右の写真は『黄帝内経』の原文ですが、ちょうど真ん中あたりに「未病」の二文字を探すことができると思います。

「未病」という言葉が出てくるは、「上古天真論」という『黄帝内経』全81篇の一番最初の篇です。膨大な量の書物の中で、一番最初の篇に「未病」という言葉が出てくると言うことは、『黄帝内経』全編を通じて、「未病」という考え方が根底にあることを表しています。

2000年も前の人々が既に考えていた「未病」という概念は、現在にも通じるものです。むしろ、ストレスが多く、生活も乱れがちな現代の我々にこそこの「未病」という概念が必要であり、それを実践することに深い意味を感じる時代になったということかもしれません。